上海皆既日食の旅
今回の日食は日本国内で見られると言う他に皆既時間の長さが特徴で、
10年前ハンガリー・バラトン湖で見た2分22秒を遥かに超えるものだった。
上海では5分50秒
まーσ(^^;;
そういうわけで上海という選択は間違っていなかったと思いたい。
21日、池袋からJRで日暮里まで行き 京成スカイライナーで成田空港に到着。
午後16時に友人と空港内で待ち合わせ、17時に搭乗手続き開始
19時出発の飛行機はノースウエスト上海まで二時間ちょっとの旅だ
移動時間の短さがなんといっても 上海の凄い魅力。
こんな短いフライトでも食事が出たのは
ちょっと意外。
22時頃上海浦東(ぷどん)国際空港に到着
日本と一時間の時差があり日本で10時ならこちらは9時になる。
空港で待ち合わせていた現地ツアーガイドと 供にバスでホテルに直行、
途中、見栄っ張り中国の象徴と影で囁かれるリニアモーターカーと並走する、
時速430km出るらしいが、夜は300kmに抑えて走行しているとのこと、
ドイツの技術で造られたそうで、上海市内までバスだと一時間位 かかるところを
7分で到着する。
ドイツと言えば、こちらのタクシーも全て ワーゲンというのに驚いた。
ドイツ企業の看板もよく目にする、
中国人はドイツがお好きとみえる?
とは言うものの道路から見える看板はやはり日本企業のものが多い、
来年催される上海万博の看板も多く、そこらじゅう開発工事だらけだ。
ホテルに着くと23時を過ぎていた。明日の日食観察の説明会があり、
終わると26階の部屋へ直行
上海の夜景が素晴らしい!
と言いたいところだったが
意外と言うか
ネオンサインはほとんど無く、
街頭もナトリウムランプなのかオレンジ色で本当に地味な感じ
このホテルが中心地からやや離れた所に建っているにしても、
日本なら街全体が停電しているかのような暗さだ。
朝起きると町全体がスモッグの霧に沈んでいる感じ、
上空も全体を覆う分厚い雲があって太陽が見えない。
起きてから時間があったので近くのコンビニまで飲み物などの買い物に行く、
こちらの通貨は
1元(ユゥエン)=10角(ジャオ)
=100分(フェン)で
一元は日本円で14円
分の硬貨は5分・2分・1分とあるそうだが見ることはなかった。
こちらでミネラルウオーターを買ったのだが500ml入りが3元くらい、
スポーツドリンクやコーラは5元くらい、安いと言えば安いけど
工場労働者の月給が8百~1千元前後を考えると
中国の庶民にはそんなに安いものでは ないだろう。
日本ならコーラ一本800円くらいの感覚になる。
朝の四時頃から観察地行きのバスが出ていたが、
自分たちはホテルでゆっくり食事をして六時半頃出発した。
観察地は凧揚げ会場と言うだけあって
恐ろしく広い草地で、最終的に2000人のツアー客が集まるとのこと。
大方のツアー客が到着していて、BGMが流れる中、記念撮影や日食の
写真撮影リハーサルに余念が無い。
周りはセミの声がやかましく、トンボが無数に飛びかっている。
ガイドサポーターとして科学未来館のスタッフがリアルタイムの望遠鏡による
日食ビデオ映像とコンピューターシミュレーションを流してくれて、
非常に有難いサービスだった。
部分食が始まっても雲が無くなる様子は全く無かったが、
薄い部分に来ると雲越しに欠けた太陽が時々姿を現す、
それだけで
歓声が上がる。自分も部分食を写したが、雲の流れが速くていい写真が撮れない、
でも厚い雲越しなのでNDフィルター無しで撮れる。
観察用の双眼鏡NDも全く役に立たないσ(^^;;
そんな状態で皆既数分前くらいになると以前とは違う薄暗さを誰でも感じられる
ようになり、気温も明らかに下がってくる
あれだけ鳴いていたセミの声もピタリと止みトンボもどこに行ったのか全く飛んでいない
風も急に吹き出してくる。
そして三十秒前
急に暗さが増して夕方状態、
いよいよ始まるというワクワク感で心臓がドキドキしだす、
たぶんダイヤモンドリングを過ぎた直後だろうか
一気に夜と同じ暗さになった、想像以上の暗さにあちこちから
「暗い!!!」と言う大歓声があがる
皆既中の記念撮影フラッシュがあちこちで焚かれる
Tレックスも口あんぐりだ!
皆既30秒前の動画
http://www.youtube.com/watch?v=rR49I23XTpE
まさに上海の町は6分近い闇の中に飲み込まれてしまった。
地平線周辺もハンガリーで体験したほどの明るさはないように感じた、
やはり 皆既時間の長さが影響しているのかも。
皆既中の動画
http://www.youtube.com/watch?v=Eo1zkSjVAYg
皆既が終わると一気に明るくなる、太陽の有難さが心に沁みる瞬間だ。
皆既は見えなかったけど、改めて太陽の偉大さに感謝、手を合わせた。
皆既が終わるのを待っていたかのように雨が降り始めた、
皆既15分後にはバケツをひっくり返したような土砂降りの大雨
自分たちは始めからテントの中に居たので事なきを得たが、
戸外の観察組はまだ部分食中だったので撤収が遅れ
人も機材もずぶ濡れ状態になってしまった。
まー考えようによっては雷雨土砂降りの皆既日食も貴重な経験と
言えなくもないかなσ(^^;;
天気も天気なので
部分食が終わるのを待たず
帰りのバスに・・・
ホテルに帰ると少し休憩して
上海ヒルズ観光バスツアーに参加。
有名なタワーや高層ビルが立ち並ぶ中ひと際高い(高さ492メートル)
上海ワールド・ファイナンシャル・センター、100階展望台に上りました。
日本の森ビルが建てたから上海ヒルズとも呼ばれていますが
展望台の下が空間になっていて、通称「栓抜きビル」と言われている。
高速エレベーターで一気に94階?まで昇って栓抜き空間は別のエレベーターに
乗り換え100階まで昇ります、 自分は日本でも高層ビルに登ったことが
一回もなかったので初めて体験する100階の眺めは本当に圧巻・感動
そこではビルの形の栓抜きが売られていたのに笑いました(^^)
自分はビルのイラストの入ったマグカップを購入、
そこでトラブル発生
売り子がビニールの袋を指差して何か言ってるんですが、わからない(^_^;)
マグカップを二個買ったので
「ビニール袋が二枚必要か?」
と聞いているのかと思い
「一枚でいいよ」と言うのだが
そうではないらしい・・・
結局、ツアーガイドさんに通訳してもらってビニール袋は有料で買うのか買わないのか
聞いていたとのこと、 中国では袋はオマケと言うサービスは無い。
しかも一枚一元という破格に高いビニール袋代にびっくり、
中国旅行に行かれる際は必ずビニール袋を携帯されますよう・・・
夜は上海料理の店で食事
メタボ対策に夜は食べないことにしているが、流石にご馳走を前に意地を張るのも
どうかと思うので有難く頂戴した。
上海蟹はシーズン外れなので無かった、小籠包は正直期待していたほどでは
なかったが、鶏のスープが恐ろしく美味で
大感動・・・
ただここでもサービスは中華クオリティー
お手拭も水も出ない、紙ナプキンさえ無く、お茶もお金が必要。
ホテルに帰って
テレビをつけるとNHKBS2で皆既日食のニュースが流れていた
国内は天気に恵まれず、トカラ・奄美・屋久島、種子島では
雲が厚くて観察できず 皆既を見られた人は硫黄島や船上や
飛行機で観察出来た人だけだったことがわかった。
せめてトカラ列島の島々の所だけでも晴れてくれればよかったのに・・・
これからの皆既日食は
2010年や2012年にも南半球で見られるが陸地がほとんど無く
少ない陸地も早朝か夕方になってしまう。
条件の最も良いのは
2017年8月21日の米国を横断する皆既日食(2分40秒)
2019年7月2日と2020年12月14日は南米でみることができる。
自分も元気で経済的に余裕があれば
2017年の米国に行って、もう一度皆既日食の感動を味わいたいものだ。

















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